4月18日にオープンする「北海道博物館」をご紹介
投稿日:2015年4月14日
約2年半の時を経て、北海道開拓記念館が道立アイヌ民族文化研究センターと統合して、「北海道博物館」として4月18日(土)オープンします。
「北海道のすべてがここに―」をキャッチフレーズに、北海道の「歴史」「文化」「自然」を紹介する施設。2階建ての建物の中に5つのテーマで構成されています。
プロローグは「南と北の出会い」。巨大なナウマンゾウとマンモスゾウの化石標本に迎えられます。
床には北海道を中心とした、東アジアの衛星写真が貼られ、人やものが行き交う交差点となってきた北海道をイメージできる空間。
第1エリアは、「北海道120万年物語」。
およそ120万年前から、旧石器、縄文文化などを経て、開拓が本格的に始まった19世紀の終わりごろまでの北海道を紹介します。


展示物にさわることができるコーナーや、北海道の自然が生み出す産品を紹介。
第2エリアは、「アイヌ文化の世界」。
現代に生きるアイヌ民族とその暮らしの道具を展示。アニメでアイヌ文化を紹介したり、弦楽器・トンコリを弾くことができます。


トンコリの音色はどこかやさしい音。パネルや復元物でくらしを伝えます。
第3エリアは、「北海道らしさの秘密」。
北海道の産業のようすや、厳しい冬を乗り越えてきた道民の暮らしがわかるコーナーです。


開拓のようす、炭鉱の世界、列車の中、などなどリアルな展示に驚き。
第4エリアは、「わたしたちの時代へ」。
20世紀のはじまりから現代までの北海道の歩みを紹介。ちょっと懐かしい昭和テイストの品々が展示されています。


大人にとっては懐かしいものも、子どもたちや外国人には目新しいもの!?
ラスト・第5エリアは、「生き物たちの北海道」。
現在の北海道の自然と、その中で生き物どうしのつながりを、ヒグマやエゾシカ、サケなど生き物の視点で見て体感することができるコーナー。あちこちに遊びごころあふれるしかけで人と自然を学ぶことができます。


サケの死骸(ほっちゃれ)をめくると・・・。都会の日常もリアル!
館内では、耳からも楽しめる音声ガイドの貸し出し(有料)や、多言語の解説ボードがあります。常設展示の他に、「クローズアップ展示」として7カ所の展示は定期的に入れ替わります。
北海道のことを知るには、まずはここ「北海道博物館」へという総合紹介施設。ぜひ足をお運びください。